ゴミ屋敷をどうにかしたいと一念発起した住人が、真っ先に陥るあるあるな罠が「ゴミを捨てる前に収納グッズを大量に買い込む」という行動です。彼らは、部屋が散らかっているのは「収納する場所がないからだ」と誤解してしまいます。その結果、百円ショップやホームセンターでカラーボックスやプラスチックの引き出し、仕切り板を大量に購入し、それをさらに部屋に持ち込むことで、ゴミの山をさらに高く、複雑にしてしまいます。この「片付け=収納」あるあるは、最もリバウンドしやすい片付け方の典型です。本来、片付けの第一歩は「徹底的な廃棄」でなければなりませんが、捨てることができない住人にとって、収納グッズは「ゴミを綺麗に整頓して、捨てずに済ませるための魔法の道具」に見えてしまうのです。しかし、中身がゴミである以上、いくら綺麗に並べたところで、それは単なる「整頓されたゴミ屋敷」に過ぎません。また、収納グッズを組み立てる気力が続かず、未開封の段ボールに入ったままのカラーボックスがゴミの地層の一部になるというのも、非常によくあるあるあるです。さらに、リバウンドを防ぐために「物を一つ買ったら二つ捨てる」というマイルールを自分に課し、今度は逆に極端な「ミニマリストあるある」な生活に傾倒することもあります。他人の視線を恐れて閉ざしていたカーテンを開け、友人を招いてお茶を飲む。そんなささやかな交流が、どれほど自分の心を潤してくれるかを知るようになります。ゴミ屋敷あるあるのどん底を経験したからこそ、彼らは「何もない空間」の美しさと、自分を大切に扱うことの重要性を誰よりも深く理解しています。さらに、片付けを始めると、ついつい昔のアルバムや漫画本を読み入ってしまい、数時間経っても一向に作業が進まない「思い出に耽る」あるあるもセットで発生します。こうして挫折を繰り返すたびに、住人は「自分には片付けの才能がないのだ」と自己否定を強め、さらにゴミを溜め込むようになります。プロの清掃員が現場に入ると、まず最初に大量の「新品の収納グッズ」を廃棄することから始める場合も多いのです。あるあるの罠を抜け出すためには、整理整頓という華やかな作業の前に、ゴミをただひたすら捨てるという泥臭い破壊のプロセスが必要ですが、それができないからこそ、彼らは収納という偽りの希望にしがみついてしまうのです。